その先を聴く その先を伝える
マツダミヒロ氏(質問家)に学ぶビジネスを輝かせるためヒント・・・
【その先を聴く】
相手が言っていること、その先にもっと言いたいことがあります。
「会社を辞めたい」と友人が相談してきたとしましょう。
彼は実は会社を辞めたいのではないのです。
会社を辞めて嫌な人間関係を断ち切りたいのかもしれないし、自分が夢だったことを仕事にしたいのかもしれません。
話を聴く時、このことを意識しましょう。
この言葉の奥にはどんな気持ちがあるのか?
その先には、どんな想いが隠れているのか?
それが見えてくると、話の中でのすれ違いが少なくなり相手の本当の気持ちが見えてきます。
言葉だけでなく、言葉の先に耳を傾けましょう。
【その先を伝える】
相手の言葉の先に、気持ちがあるように、自分にも同じことが言えます。
伝える時には、その先にある気持ちや意見も伝えるようにしましょう。
「部屋が散らかっているので、片付けてほしい」と注意したとします。
でも、部屋を片付けてほしいのではなく、きっと「きれいな部屋で気持ちよく過ごしたい」のかもしれません。
であれば、「気持ちよく過ごしたいから、部屋をきれいに片付けてほしいの」と伝えたほうがお互いにわかり合えます。
伝えている言葉の先の、本当に伝えたいことも一緒に添えてみましょう。
(初めての人とでもスム-ズに話せる質問力/こう書房)
「聴」くという文字は、「耳へん」に「十四の心」と書きます。
つまり十四の心を集中させて相手の話を聴くという意味があります。
十四の心に関しては人それぞれの定義があると思いますが、それだけ聴くという行為は相手のことを思う気持ちが要求されるということです。
また伝えるという行為も言葉だけではなく、その言葉の先にある自分の思いもプラスして伝える・・・。
如何に相手に伝わるように努力するかは本当に大切なことです。
マツダミヒロ氏も言っていますが、“伝える、伝わらない、変えて伝える”の繰り返しでコミュニケ-ションは上達すると・・・。
このように考えてみるとコミュニケ-ションとは愛そのものであり、一生涯学び続けていかなければならないものなのですよね。
家庭でも仕事場においても、コミュニケ-ション・・・、大切にしていきたいものです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。