起業は究極の遊び

すべての顧客&社員&取引企業が輝くことの出来る「日本で一番大切にされる会社」「社会にとってかけがえのない会社」「地域にとってカッコいい会社」を創造するためのヒント。 さらには、会社にとって、社会にとってかけがけのないビジネスパ-ソンになるためのヒントのおすそわけ!

アイデアの種「マッチ&ビルド」

羽根拓也氏(株式会社アクティブラーニング代表取締役)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・

通勤途中でもできるアイデア発想力を鍛えるトレ-ニングがある。

「マッチ&ビルド」というこのトレ-ニングは、一見、何の関係もなさそうなものを二つ並べて、両者の共通項を探し、そこから新しいアイデアを探すというものだ。

たとえば、「お茶」と「コンピュ-タ」。

これら二つのものは一見、何の関係もなさそうだ。

しかし頭の中でさまざまな属性を抽出していくと、必ず何がしかの共通項を見つけることができる。

それをさらに展開させて、新しい発想を生み出す。

①まず「お茶」の属性を片っ端から出す。

②次に「コンピュ-タ」の属性にマッチするものが出るまで①を繰り返す。

③②で共通項が出たら、そこから新しいアイデアを構築する。

さっそく、①の「お茶」の属性からあげてみよう。

属性を出すとは、簡単に言うと、「お茶といえば?」と言われて思いつく言葉をあげるということだ。

たとえば「緑色」「飲み物」「体によい」など。

お茶に関係があるものなら何でもよい。

すると途中で「健康飲料」という属性が出てきたとしよう。

仮にあなたがコンピュ-タの長時間使用で目の疲労や肩こりで悩んでいたとする。

ここでピンとひらめく。

コンピュ-タの「不健康」という属性が「健康飲料」と結びつかないかと考えてみる。

「そうだ!コンピュ-タを使っている人に特化したお茶を売りだしてみるのはどうだろう?」。

たとえば、「目によい」成分を配合したお茶「PCリフレッシュティ-」。

パソコンワ-クが多いビジネスパ-ソンがちょっとコンビニに行ったときに、そんな言葉を目にすれば「お?これは」とひきつけられる要素になるかもしれない。

こうして、二つの全く関係のないものから一つのアイデアを生み出していく。

イデアのネタはそこら中に転がっていると言っていい。

何でもかまわない。

目の前にある関係なさそうなものを二つ並べて「マッチ&ビルド」を繰り返してみよう。

(限界を突破する学ぶ技術/サンマーク出版

通勤電車の中は思考力を鍛える道場であると言えます。

各曜日テーマを決めて15分、思考を躍らせてみるのはどうでしょう。

私も週ごとに大テーマを決めて、その大テーマを考えるために曜日ごとに小テーマを決めて思索を楽しんでいます。

ちなみに先週の大テーマは「マーケティング切口を考える」というものでした。

そして大テーマに基づいて、月曜日は「この商品はどのような人に喜ばれるだろうか?」、水曜日は「この商品の他の特徴はないだろうか?」、金曜日は「この商品のネーミングを変更するとどうだろうか?」という小テーマを設定しました。

もちろん何も浮かばない時もあります。

それでも思考の習慣は継続する・・・。

実際、実践してみるとわかるのですが、3ヶ月も経過すればその思考の蓄積はかなりのものになります。

これはとても素晴らしいことではないでしょうか。

羽根拓也氏の「マッチ&ビルド」も面白い手法の一つです。

二つの対象物に様々な視点を投げかけ、その組み合わせの妙を楽しむ・・・。

こんなことでも一生涯継続出来たとしたらどのようなことになるのでしょう。

考えただけでもゾクゾクワクワクしてきます。

電車やバスに搭乗している際の細切れ時間も大切な時間です。

出来る限り有効活用していきたいものです。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。