起業は究極の遊び

すべての顧客&社員&取引企業が輝くことの出来る「日本で一番大切にされる会社」「社会にとってかけがえのない会社」「地域にとってカッコいい会社」を創造するためのヒント。 さらには、会社にとって、社会にとってかけがけのないビジネスパ-ソンになるためのヒントのおすそわけ!

「宇宙に衝撃を与える」目標って?

小山龍介氏(コンセプト・クリエ-タ-)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・

やる気のなさを批判する言葉に、「ハングリ-精神がない」というものがあります。

とくに、豊かな時代に生まれ育った若者が、その豊かさゆえに、がむしゃらにがんばるモチベ-ションが低いことを揶揄するときに使われるようです。

「ハングリ-精神を取り戻すためにもっと辛い生活をさせるべきだ」と主張する人もいます。

でも、それは本当でしょうか?

実は、お金や物質的な豊かさを求めるモチベ-ションは持続しません。

ハングリ-精神は、「豊かになること」が目標であり、豊かさを手に入れた瞬間に失われてしまうでしょう。

物質的な豊かさはあくまで手段であり、その手段を使って実現すべき目的はほかにあるはずです。

豊かさに対するハングリ-精神は、本当の目的を見失わせてしまう点で、危険ですらあります。

アップルの設立者の一人スティ-ブ・ジョブスは、自分たちが豊かな時代に生まれたことに感謝していると言っています。

それは、資産を持つことを目標としなくて良かったからです。

代わりに、ジョブスは「宇宙に衝撃を与える」ことを目標に掲げました。

こうした目標設定ができたのも、貧しさを知らなかったからなのです。

ここにあるのは、お金へのハングリ-精神ではなく、成長へのハングリ-精神です。

「もっと成長したい」「わからないことをもっと理解したい」という成長へのハングリ-精神は、尽きることのない大きなエネルギ-になります。

(モチベ-ションを思うまま高める法/三笠書房

小山龍介氏は言います。

お金へのハングリ-精神は、つまり豊かさを求めると、手に入れた瞬間に失われ、成長へのハングリ-精神に切り替えると、つまり成長を目標にすると、モチベ-ションは倍増すると・・・。

お金のハングリ-精神はやる気を育てる方法として短期的には効果があるかもしれませんが、やはり長期的にみればそぐわないもののようです。

永続的なやる気を育てるために「宇宙に衝撃を与える」目標を持つ・・・、これはとても素晴らしいアイデアだと思います。

スティ-ブ・ジョブスもそうですが、今メジャ-で活躍している大谷翔平選手も「宇宙に衝撃を与える」目標を持ち続けている人物の一人です。

お金にはほとんど興味がないような報道がされていますが、本当にそうなのでしょう。

というよりお金のハングリ-精神はとても小さなものであるということを潜在的にわかっているのでしょう。

私たちは実は既に豊かな世界に存在しています。

豊かな世界というのは、お金を持っているということではありません。

お金も含めて様々なこと・ものを生み出すことの出来るツ-ルをすべての人が与えられているということです。

お金のハングリ-精神だけではもったいない・・・。

あくなき成長へのハングリ-精神こそ追い求めていきたいものです。

自分の能力をどこまで開花開発出来るか・・・、生涯をかけて試してまいりましょう。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。