本物の経営
船井幸雄氏(株式会社船井総研ホ-ルディングス創業者)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・
私見ですが、地球上で一番「宇宙の理」に近く、それらしい生き方をしているのは日本人だと思うのです。
日本人は、自然のことをよく理解している地球上で珍しい人種といっていいくらいです。
戦争放棄、女性の時代、和が好きで競争が下手、バブル崩壊・・・これらはみんな日本が世界でもっとも進んでいる証拠です。
その日本の中で、もっとも大事な「得」と「利」を生み出す仕事をしているのが企業という存在です。
その企業社会がいま、大きく変化しているのです。
簡単に言いますと、「自分さえよければいい」「他人の足を引っ張ってもいい」「儲かりさえすればいい」というような企業は、いまの日本ですでにおかしくなりつつあるように、これからの時代には生きていけなくなっていくと思われます。
変化の方向は、「良心に従い、真の自然の摂理=宇宙の理に従うこと」のようです。
逆に、反「良心」的、反「宇宙の理」的でいままでの「地球の理」に従う企業は、日本では急速に駄目になりつつあるのです。
これからは「本物の経営」=「宇宙の理」に従った経営をしなければならないでしょう。
(本物の経営/ダイヤモンド社)
船井幸雄氏は、「地球の理」とは、「競争は善である」とか、「自分が一番大事である」といったル-ルであると言います。
自分が、自分の所属する組織が生き残ることが出来るのであれば、他人は、他社はどんな手を使ってでも蹴落としてもよい・・・、このようなル-ルはいずれ破綻することが分かっているにもかかわらず、まだ、このル-ルに縛られている個人も会社も多いようです。
逆に「宇宙の理」とは競争・搾取ではなく、共生・分かち合い、また自分も大事だが、他人も、その他すべての存在も大事であるということ・・・。
今は先行き不透明かつ激動の時代であり、自分の感情を意識してコントロ-ルしていないと、自分が良ければ、自分の会社だけが良ければというような短絡的思考にどうしても陥りがちですが、だからこそ今までの「地球の理」ではなく、「宇宙の理」に則って生きていきたいものです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。