経済的に苦しいときこそ与える
バ-トン・ゴ-ルドスミス氏(心理カウンセラ-)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・
寛容の精神で人びとに与えることによって得られる喜びは計り知れない。
それはこの世で最高の「抗うつ剤」である。
なぜなら、与えることと自信を持つことの間には密接な関係があるからだ。
経済的に苦しい状況では、慈善事業に寄付したりボランティアとして働いたりするのは到底無理だと思うかもしれない。
日々の生活に追われていると、自分のことで精一杯になりがちだが、それでも多くの人が人びとに与えている。
彼らはその理由について、「そうすることで気分がよくなるから」と説明する。
与えることはエネルギ-の循環を促進する。
与えることによって相手に向かうエネルギ-は、やがて自分のもとに返ってくるからだ。
私はこれまで何度か経済的ピンチを経験したが、そんなときでも慈善団体への寄付を続けたところ、いつも自分の人生が好転した。
与えることによってチャンスの扉が開いたのだ。
信じられないかもしれないが、それは事実である。
恵まれない人びとに少しでも何かを与えると、自分が社会に役立っていると感じて自尊心が高まり、積極的に切り開く自信がつくのだ。
アインシュタインは「自分が受けたのと同じかそれ以上の恩恵を社会に与えることは、万人に課せられた義務である」と言った。
昨今、経済情勢がたいへん厳しくなっているが、だからといって与えることをやめてはいけない。
恵まれない人びとに与えると、お互いに恩恵を受けることができる。
(自信がつく方法/ディスカヴァ-・トゥエンティワン)
経済的に苦しい時は、確かに不便ではありますが、不幸ではありません。
お金がない時こそ、本当の自分の価値に気づくことが出来るし、また「与える」ことの大切さを想い出すことが出来るからです。
私たちは経済的に苦しい時こそ、人に与えなければならない・・・。
与えるものは何もお金など物質的なものだけではありません。
優しい眼差しで接すること、穏やかな顔つきで接すること、優しい言葉遣いで接すること、他人の悲しさを分かってあげること、荷物などを持ってあげること、座席を譲ってあげること、雨や風をしのぐ場所を与えることなど・・・、出来ることは無限にあります。
このような形のないものを徹底的に与えることで、自分の中に既にある豊かさの心を引き出すことが出来るようです。
形無きもの、有るもの・・・、多くを与えることの出来る人間でありたいものです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。