「目標を持って生きる」生き方を超えよう
坂田道信氏(ハガキ道創始者)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・
毎日が種まきだなあと必死になって・・・種まきという感じでずっと種まきをする人と、もうその意識がなくなって、生きている姿そのものが、種まきになってしまう人がいるのです。
これがいちばんおもしろくなる。
初めは、やはり意識的に種まきをするのです。
ところが、もう無意識に種まきをするようになる、そういうふうな生き方です。
ただ、ある時期までは、生きるというのは種まきと思っていないのです。
そういう勉強をしないとわからない。
相手方がデ-タを送ってきても、私の人生には関係ない。
私は、夜がくれば眠って、朝がくれば起きて会社へ行って、ごはんを食べて・・・と思っているでしょう。
ところがそれが、一日の私の行動が、全部私の人生を、一生を毎日刻々と作りあげていくデ-タを作っていくのだということに気がついてから、そこからの人生が、私たちの本当の人生なのです。
こういう考え方を自分のものにしていただきたいと思うのです。
すると次第に自分自身でやれるようになるのです。
これはかなり目標が早く近づいてくる。
十年の目標を立てられたら、おそらく三年か四年、上手になったら、その目標がだんだん近づいてくる。
目標のほうから近づいてくるようになるのです。
初めは、私から目標のほうへ歩きだすのです。
ところが、だんだん上手になってくると、目標のほうから私のほうへ近づいてくるようになる。
そういう実感が、だんだんわかりかけてきます。
初めは、この目標をやるためにはこういうことをやらなければいけないと、目標に合ったような人生を送りだすのです。
ところが今度は、もうそんなことは無意識に日々毎日が種まきになって、目標などは飛び越えてしまうのです。
(ハガキ道に生きる/坂田道信)
目標を持って生きることはとても大切なことだと思います。
しかし、その段階にだけとらわれていてはいけないことを坂田道信氏は私たちに思い出させてくれます。
目標を持つ人生から、目標を持たないで生きることが出来るようになってこそ、本当に生きているということになる・・・。
それでも初めのうちは大いに種まきが必要です。
汗をかく必要があります。
時折、種をまくという行為はせずに花が咲くことだけを願っている人がいますが、この地球という星はそういう星ではありません。
目標や夢を達成するには、夢想家ではなく、実践家にならなければなりません。
バラの美しさを愛でてみたいのであれば、バラの種をまかなければなりません。
行動しなければならないわけです。
近い将来、目標や夢を追いかける人生ではなく、目標や夢から追いかけられるような人生を形創っていきたいものです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。