決断とは「他の可能性を切り捨てる」こと
アンソニ-・ロビンズ氏(カリスマコ-チ)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・
決断することが簡単で効果的なら、とにかくやってみようとする人が少ないのはなぜか。
それは、「決断する」ことの真の意味を知らない人がほとんどだからだ。
長い間「決断」という言葉を拡大解釈してきたため、「できればいいと思う」というレベルまで、決断の意味が薄まってしまったのだ。
「できれば禁煙したい」などと、すでに逃げ道を用意したような言い方は、真の意味での「決断」ではない。
英語の「decision」(決断する)は、ラテン語の「~から」を意味する「de」と、「切断する」を意味する「caedere」からできた言葉で、「他の可能性を切り捨てる」という意味なのだ。
だから「決断する」とは、「目標を達成することに全力を注ぎ、それ以外の可能性はすべて切り捨てること」を意味する。
禁煙を固く決意した時点で、すでに決着はついている。
タバコを吸いたいと思うことも許されないのだ。
たとえどんなにつらい決断であっても、一度決めてしまえば、誰でも肩の荷が下りて、心の底からホッとするものだ。
疑問を差し挟む余地のないほど明確な目標を定めた後は、実に爽快な気分になれる。
それでは、この“決断筋”を強化するには、どうすればいいか。
よりよい決断をするには、決断することにどんどんトライすることだ。
技術は反復によって習得するものだということを忘れてはならない。
決断する機会が増えてくると、自分の手で人生をコントロ-ルしているのがよくわかる。
将来、遭遇するであろう障害も、自分の人生をもっと高いレベルに引き上げるチャンスと捉えられるようになる。
(一瞬で「自分の夢」を実現する法/三笠書房)
あの居酒屋てっぺんの代表者、大嶋啓介氏も決断について次のように言っています。
『「決断」とは、その名が示す通り、「決」めて「断」つことに他なりません。
たしかに、人間は意外と「決」めることは簡単にできてしまうものです。
しかし、もう一方の「断」つことというのは、なかなかできていないものです』と・・・。
決断とは退路を断つことでもあります。
引き返すことの出来る道を自分で断ってしまうことです。
そうすれば前に進むしか方法はありません。
確かに私たちは「決」めはしますが、「断」つことまでは真剣に考えていないのではないでしょうか。
しかし、「決断」という文字はこの両方の行為が合わさった文字・・・。
「決」めて「断」つことをしなければ決断をしたことにはなりません。
「決」めて「断」つ・・・、己の人生に、仕事にしっかりと生かしていきたいものです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。