もし人生をもう一度やりなおすとしたら?
リタ・エメット氏(講演家)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・
もし人生をもう一度やりなおすとしたら?
ケンタッキ‐州ルイヴィル出身 ネイディ-ン・ステア
(彼女がこの一文を書いたのは85歳のときだった)
次の人生ではもっと思いきってたくさんのミスをする。
リラックスする。
しなやかになる。
この人生でも愚かだったけど、もっとおバカさんになる。
人の言うことをあまり真に受けないようにする。
もっと冒険する。
もっと旅行する。
もっとたくさんの山に登り、たくさんの河で泳ぐ。
もっとアイスクリ-ムを食べ、豆を食べるのを減らす。
実際に多くのトラブルをかかえこんでいるかもしれないけど、想像上のトラブルは減っているはず。
そう、私は一日一日、一時間一時間を分別臭く健全に生きているごく普通の人間。
そりゃ、こんなわたしにもそれなりにいいときはあったけど、人生をもう一度やりなおせるのなら、そういう楽しい瞬間をもっと増やす。
ほかには何もいらないくらい。
そういう一瞬一瞬があればいい。
毎日毎日、何年も先のことまで心配して生きるのではなく、一瞬を積み重ねていく。
わたしはどこへ行くにも体温計と湯たんぽとレインコ-トとパラシュ-トを持っていくような人間だった。
もしもう一度やりなおせるなら、この次はもっと軽装で旅をする。
もう一度生きなおせるなら、早春から裸足になり晩秋までそのままでいる。
もっとダンスに行く。
もっとメリ-ゴ-ランドに乗る。
もっとデイジ-の花を摘む。
(いまやろうと思ってたのに・・・/光文社)
名著「自分たちの人生」の中に次のような一節があります。
『「もし私の一生がすべて誤りだったとしたら・・・」以前には到底考えられなかったことが、つまり人生を過ごすべくして過ごしてこなかったということが結局のところ真実なのかもしれないと、ふと思った。
これまで、ほとんど感じとれない程度の衝動は即座に抑えつけてきたが、そういう衝動のほうが本物で、それ以外は偽物だったのではないか。
職責も、生活や家庭の切り盛りも、社会的あるいは職務上の関心も、みんな偽物だったのかもしれない』と・・・。
人生も終わりが近づいてくると、多くの人たちが「もっと冒険をしておけばよかった」と話すといいます。
冒険とは自分という人間がどれほどのものか取り組んでみようとする行為・・・。
そして、冒険をするには不安や恐怖心、羞恥心といった目には見えない存在と常に戦わなければならないわけですが、そもそも私たちの生きがいはここから生まれてくるのではないでしょうか。
今何歳であろうが関係ありません。
今から冒険の道を歩み始めても決して遅くはない・・・。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。