起業は究極の遊び

すべての顧客&社員&取引企業が輝くことの出来る「日本で一番大切にされる会社」「社会にとってかけがえのない会社」「地域にとってカッコいい会社」を創造するためのヒント。 さらには、会社にとって、社会にとってかけがけのないビジネスパ-ソンになるためのヒントのおすそわけ!

人の印象は3メ-トルと30秒で決まる

江木園貴氏(国際イメ-ジコンサルタント)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・

第一印象とはいつからいつまでの印象のことを指すのでしょうか。

人は誰でも、「パ-ソナル・スペ-ス」と呼ばれる相手との距離感を、無意識に構えています。

アメリカの文化人類学エドワ-ド・ホ-ルが見出だした「社会生活の距離」という法則によれば、3・6メ-トル以上離れると個人的な関係を作ることは困難な「公衆距離」。

1・2メ-トルから3・6メ-トルの間は形式的・儀礼的な「社会距離」。

45センチから1・2メ-トルが、親しい友人同士の「個体距離」。

45センチ以内が恋人同士の「密着距離」と定義されています。

人が視界に入るのはおよそ10メ-トルの距離からですが、印象として認識しはじめるのは、「社会距離」である約3メ-トルまで近づいた時点です。

相手は3メ-トル先の地点から顔や服装を見て、あなたの全体像をおぼろげに選別し、その後、挨拶や名刺交換のときの表情やしぐさ、それに伴う声のト-ンや口調から、具体的なイメ-ジを構築します。

つまり、3メ-トルまで近づいた時点で、第一印象の形成は、始まっているのです。

言葉を交わさない時点からすでに相手の中で、あなたの第一印象の形成はスタ-トしているのですから、見た目をよく見せることは非常に重要です。

そして、お互いが名乗り、名刺交換が終わるまでの時間、ここまでであなたのビジュアルや声は露呈していますから、名刺交換が終わり、ひと段落するまでが第一印象の最重要部分と言えるでしょう。

この、声を発してから、挨拶し終わるまでの時間がわずか30秒なのです。

30秒の間に、あなたの視界情報と聴覚情報がすでに開示されているのです。

つまり、たった30秒であなたの第一印象の93%が確定され、それがあなたの基本像として一生続くのですから、絶対におろそかにはできない大事な30秒です。

(人の印象は3メ-トルと30秒で決まる/祥伝社

人と対面する時、この「3メ-トルと30秒」の法則をしっかりと意識することは大切ですが、著者の江木園貴氏は他にも大切なこととして初対面の際の10秒間、声の高さを意識すること、1分間に230~300字の速さで話すことを挙げています。

ちなみに話し方についてですが、1分間に230字くらいのスピ-ド(ゆっくりめ)で話すと優しく聞こえ、1分間に400字くらいのスピ-ド(やや早め)で話すと凛々しく聞こえ、1分間に600字くらいのスピ-ド(早め)で話すと積極的に聞こえるそうです。ビジネスなど、人との対面において自らの内面を磨いておくことはもちろんですが、第一印象を極めるということも非常に大切なことです。

昨今のコロナ禍で、人と会うということについては、対面と同時に非対面での場面も多くなりました。

これには定期的に自分の姿を録画などしてチェックしてみることも必要でしょう。

これからは女性だけではなく、男性も髪型、表情、肌の状態などに気を配らなければならない時代となりました。

芸能人のように自分は常に見られているという意識を強く持ちましょう。

「相手にいかに良い第一印象を与えることが出来るか」・・・、常に意識していきたいものです。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。