起業は究極の遊び

すべての顧客&社員&取引企業が輝くことの出来る「日本で一番大切にされる会社」「社会にとってかけがえのない会社」「地域にとってカッコいい会社」を創造するためのヒント。 さらには、会社にとって、社会にとってかけがけのないビジネスパ-ソンになるためのヒントのおすそわけ!

出逢いの極意

太鼓持あらい氏(太鼓持)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・

お座敷やご宴会以外、一般の場で初対面の人と会うとき、通常まず名刺を交換しますね。

そのようなとき、私は先手必勝法を実践しています。

「あらいでございます。初めまして。裏は見ないでね」

これ、名刺のことなんですが、こうご挨拶をして、これまで裏をご覧にならなかった方はいません。

なんのことはないんですよ、裏には「これは有料名刺です、ハイ!定価百円也」とおちゃらけたことが印刷してあるんですけど。

たったこれだけのことですが、これがきっかけで話がはずむので、ただ「初めまして、どうぞよろしく」とだけ言ったときよりも、そのあとの話がしやすくなります。

それに、「見ないで」と言ったのに見てしまったことに対する、人それぞれの反応の違いもおもしろいですしね。

普通に挨拶したってつまらないし、それでは相手の人の印象にも残りにくいでしょう。

だったら、出逢いだって、おもしろがってしまえ、ということです。

結局、私は人が好きなんでしょうなあ。

人との出逢い、人とのやりとり、そういったものを楽しみたいと思うんですよ。

だから、人との出逢いのパタ-ンも、お座敷での第一声にしても、ふだんからいろいろとシュミレ-ションをして、即答できるような心の準備をしておくわけですね。

(「間」の極意/角川oneテ-マ21)

太鼓持とは何も太鼓をかついでいる人ではなく、宴席やお座敷などの酒席において主や客の機嫌をとり、自ら芸を見せ、さらに芸者さんや舞妓さんを助けて場を盛り上げるお座敷の「なごみ」的な存在です。

また、出逢いのプロとも言える存在・・・。

ビジネスの世界においても初対面の人との出会いは常に緊張するものですが、太鼓持あらい氏の先手必勝法はとても参考になるのではないでしょうか。

一気に二人の関係を縮めること受け合いです。

他にも自分なりに初対面の時、名刺だけで相手を歓喜させる、感動させる、または感激させる・・・、というような方法を、さらには男女別、年齢別、仕事別の名刺を用意して、ユ-モア溢れるアプロ-チ話法を企画しても面白いでしょう。

今の時代はリアルで逢うということが少々難しくなっている時代ではありますが、それでもどのような形であっても、すべては出逢いから始まります。

新たな人々との貴重な出逢い・・・、「あなたと出逢って本当に良かった」と、相手の心情に強烈に訴えかけるような出逢いを大いに演出したいものです。

それが初対面の礼儀・・・。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。