恥ずかしいことは失敗することではない
牧野克彦氏(株式会社ウイッシュアップ代表取締役社長)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・
以前、世界トップ1%の営業マンが集まる組織MDRTの世界大会に参加したときのことです。
彼はヒマラヤ登頂を目指して、出版社や登山用品メ-カ-、食品メ-カ-、その他多くの知人から資金を援助してもらい、1年かけて日本円で約3000万円を集めました。
そして登頂を目指したのですが、結果はあえなく失敗。
周囲の避難のなか、彼は再チャレンジを決意します。
ところが、今度はだれも資金援助をしてくれません。
出版社にしても、登山用品メ-カ-、食品メ-カ-にしても、登頂に成功することを前提に資金援助をしていたので、当然といえば当然ですね。
でも、彼はあきらめませんでした。
出版社には、「1度失敗した男が再チャレンジして成功する本のほうが売れる」といって説得。
登山用品メ-カ-や食品メ-カ-には、「若者の再チャレンジを支援する会社としてCMができる」といって説得しました。
知人たちには「とにかく再チャレンジしたいので支援してほしい」とお願いしました。
結果、彼は3年後に再チャレンジをし、見事ヒマラヤ登頂に成功します。
彼はこういいました。
「恥ずかしいことは失敗することではない。
1度の失敗におびえて2度目のチャレンジをあきらめることだ。
こんな私にだってできたんだ。
あなたができないはずはないじゃないか!」
(営業マンはお客さまを選びなさい/大和出版)
何かに突き動かされて生きている人、決して諦めない人・・・、このような人たちは多くの人々を魅了します。
やりたくてたまらないものを持つと、とてつもないエネルギ-を発揮します。
それでは今現在、そんなやりたくてたまらないことなど特別ないという人はどのようにしたらよいのでしょうか。
それは簡単です。
今やっていることをやりたくてたまらないことにしていけばよいということです。
“今やっていること”の他にも“今やることを恐れていること”や“やらなければならないこと”をやりたくてたまらないことにしていく・・・。
そのためにはもちろん仕事を“好きになる努力”や“愛する努力”は必要になります。
私は「恐いと思っていることはやりたいこと。しなければならないこと、やらなければならないことは本当はやりたくてやりたくてたまらないこと」だと考えています。
やりたくてたまらないことを見つけるのもよいですが、今与えられていることを、やりたくてたまらないことに仕上げていくのもとても楽しいものです。
そうするといつの日か、やりたくてたまらないことだらけになってしまっていることに気がつくことでしょう。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。