起業は究極の遊び

すべての顧客&社員&取引企業が輝くことの出来る「日本で一番大切にされる会社」「社会にとってかけがえのない会社」「地域にとってカッコいい会社」を創造するためのヒント。 さらには、会社にとって、社会にとってかけがけのないビジネスパ-ソンになるためのヒントのおすそわけ!

行動を起こさせる「やる気の素」はどこから来るのか

平本相武氏(ピ-クパフォ-マンス・コ-チ)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・

自分軸・・・、行動や判断の指針になるもの、動機づけになる「やる気の素」について、旅行にたとえてお話しします。

旅行では、「どこへ」という行き先と「どうして」という理由、この2つの目的がありますが、これは人生でも同じです。

自分軸には「行先を重視する」「理由を重視する」の2つの傾向があり、もちろん誰でもこの両方を持っています。

でも多くの人の場合、「○○に行きたいと思ったほうがやる気が出る」、あるいは「□□するためにと思ったほうがやる気が出る」のように、やる気が出やすい傾向があるようです。

本書では、前者を「ビジョン型」、後者を「価値観型」と呼びます。

「ビジョン型」は、未来に実現したい自分の「ありたい姿」を思い浮かべ、「あの姿にたどりつきたい」と思うことでモチベ-ションが上がる人。

「夢」とか「目標」というとワクワクする人です。

「価値観型」は、今までの経験のなかで育まれてきた「自分らしさ」に基づき、「自分にとって大事なことで一日一日を満たしたい」と思うことでモチベ-ションが上がる人。

山登りにたとえると、「ビジョン型」は「あの山に登るぞ!」と決め、頂上からまわりの景色を眺めて達成感や満足度を味わっている自分の姿を想像することでワクワクし、頂上を目指して登る人。

一方「価値観型」は、自分のこだわりを持って山に登ります。

(成功するのに目標はいらない!/こう書房)

こうありたいという未来への強烈な思いを持って成功する人もいますが、そのような思いを持たずに、ただただ目の前のことを大切にすることによって、成功する人もいます。

目標を持って成功する人もいますが、特に何の目標を持たずとも豊かになる人もいます。アメリカの成功哲学などではこうありたいというビジョンを持って生きることこそが大切であるということを説いていますが、実際はその方法に違和感を感じていた人も多かったのではないでしょうか。

そのあたりのことを平本氏は狩猟民族と農耕民族の違いも背景にあるのではないか、ということを言っていますが・・・。

また、ネガティブ思考を手放し、ポジティブ思考こそ価値があるということも言われていますが、これからの激動の時代を生き抜いていくためには、ポジティブというよりは、ネガティブ志向の人の方が適しているのではないでしょうか。

いずれにせよ自分が「ビジョン型」タイプなのか「価値観型」タイプなのかを知ることは人生を生きていく上で大きな助けとなることでしょう。

夢や目標なんて持ったって持たなくてもいい・・・、自分の心地好い方を選ぶことで一番大切な行動力と継続力がついてくる・・・。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。