情報サ-フィン
福士睦氏(日本テレビ制作局担当部長)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・
普段、接することがないものに触れる。
選り好みをせず、遠く・ざっくり・広く取る。
これは、私が取り入れている「情報サ-フィン術」です。
「関係ない!」と思ったところにこそ、発想のヒントがあるものです。
効率よく仕事をしたいと考えるビジネスパ-ソンこそ、知っていただきたいセオリ-があります。
それは「ムダだと思わないでテレビを見ると、ムダがなくなる」というもの。
逆説的ではありますが、覚えておいてソンはありません。
たとえば、仕事にまったく関係なさそうな深夜のガ-ルズト-クの番組があります。
人気タレントやモデルが集まって、恋やおしゃれ、流行っているお店や美容法などについて、普通の女の子のようにおしゃべりをします。
ここで「若い女性に人気の加圧トレ-ニングについて知っても仕方ない。ムダだ」などと切り捨ててはいけません。
注目すべきは、若い女の子の話し方です。
「へえ~いまの十代はこんな言い回しをするんだ」これがわかるだけで、幅広いジャンルのビジネスヒントがあります。
なぜなら、支持されている番組に出演しているのは、同世代でいちばん能力があって人気がある人たちです。
仮に街中で「十代のファッションリ-ダ-」と「二十代OLの憧れ」とされる女の子のしゃべり方、考え方を同時にキャッチしようとしても、まったく不可能でしょう。
ところがテレビを見るだけでマ-ケティングができるのですから、利用しない手はないのです。
あなたが女性であれば、日曜の午前中に放映されている政治討論番組で「オヤジのど真ん中」を知ってもおもしろいでしょう。
きっと新たなひらめきが降りてきます。
(1億人を動かす技術/ダイヤモンド社)
私は個人的にはあまりテレビは見ないのですが、それでもマ-ケティングのヒントを、またはプレゼンのヒントを得たい時には、通販番組、テレビ朝日のそもそも総研は参考にさせてもらっています。
また、葉書や手紙などの季節の挨拶を書く時には報道ステ-ションの天気コ-ナ-を参考にさせてもらっています。
テレビもただ見ているだけでは時間の浪費になってしまうかもしれませんが、意図目的を持って見ると時間を何倍にも生かすことが出来ます。
テレビを見る時にはテレビに見られるのではなく、しっかりと観る・・・。
他にもビジネスパ-ソンとしては、ドラマなどもただ見ているのではなく、時にはプロデュ-サ-の立場に立って見てみるなんていうのも面白いでしょう。
または心に響いたセリフなどをストックしておいてもいいでしょう。
私はあまりテレビは見ないと言っても「世界一受けたい授業」、「日曜美術館」、「噂の東京マガジン」はほとんど見ているように思います。
私にとってはひらめきを与えてくれる番組です。
「ムダだと思わないでテレビを見ると、ムダがなくなる」・・・、心がけていきたいものです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。