見込客は、「サボリ時間」につくられる
小林一光氏(株式会社アイ・タッグ代表取締役)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・
「トップ営業マン」も「ふつうの営業マン」も、「営業スキルや知識にそれほど差はない」と思います。
事実私は、「ふつうの営業マン」よりも、「生命保険について知らなかった」くらいです。
また、抜きん出たセ-ルスト-ク力やプレゼン力を持っていたわけでもありません。
ですが・・・、いつ、どんなときも、電車に乗っているときも、トイレに入っているときも、カフェで息抜きしているときも、スポ-ツクラブで汗を流しているときも、「どこかに、見込客になりそうな人はいないかな」と目配り、気配りをしていました。
そして、「たくさんの人と会うこと」を目標にしていました。
ようするに私は、「スキルの質」ではなく、「人と会う量」で勝負していたのです。
「人と会う量」を多くするために、私は「オンだけじゃなく、オフの時間」も、そして「仕事をしているときだけじゃなく、プライベ-トの時間」も、「見込客を見つけることができる時間」であると位置づけていました。
だから私は、「サボリ方」がうまかった(笑)
仕事をしていない時間でも、人と出会えるきっかけを求めていたからです。
たとえば、勤務時間中にスポ-ツクラブに行く。
ふつうならば、「なにサボっているんだよ!」と上司に怒られることでしょう。
でもその時間にスポ-ツクラブに行くからこそ、大きな仕事が手に入ることがあるのです。
契約につながるきっかけは、「仕事とは関係のないところに、あふれている」と私は思っています。
(世界最高位のトップセ-ルスマンが教える営業でいちばん大切なこと/ソフトバンククリエイティブ)
小林一光氏は言います。
「社長を口説きたいなら、平日の昼間に、高級スポ-ツクラブへ行け!」と・・・。
一時期は富裕層に狙いを定め、大きな契約をいただくために、なんと3つのスポ-ツクラブを掛け持ちしていたとか・・・。
セ-ルスパ-ソンというのは商品やサ-ビスを販売してお金を儲けることが仕事です。
そして商品を売るためにはまず、人に会わなければ始まりません。
より多くの人たちにお知らせしなければなりません。
まさにセ-ルスパ-ソンというのは人に会いに行く、お知らせするのが最大の仕事・・・。
他にも仕事をしている時だけではなく、オフの時、例えば買い物に出かけた時でも大いに宣伝を心がけた方が良いでしょう。
すべての人たちが見込客になりえる・・・、セ-ルスパ-ソンはそんな感覚を常に持っていた方が良いですよね。
買い物をしたり、飲食店に行ったら専用の名刺を置いてくる、道を尋ねたらお礼にまたこちらも専用の名刺をお渡しする・・・。
見込客は「仕事とは関係のないところにも、大いにあふれている」・・・。
セ-ルスパ-ソン、商人たる以上、このことは常に忘れないようにしたいものです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。