起業は究極の遊び

すべての顧客&社員&取引企業が輝くことの出来る「日本で一番大切にされる会社」「社会にとってかけがえのない会社」「地域にとってカッコいい会社」を創造するためのヒント。 さらには、会社にとって、社会にとってかけがけのないビジネスパ-ソンになるためのヒントのおすそわけ!

どんな人を採用するか

井深大氏(ソニ-創業者)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・

さまざまな場面で人員採用の考え方を聞かれる井深だったが、答えは大方決まっていた。

「日本人は学校の名前や会社の名前に寄りかかりすぎる。

私は、採用に当たって学歴は問わない。

そんなレッテルをはがした裸の人間性を見極めたい。

仕事が好きであること、不合理が好きであること、そして人をまとめる力を持っていることを重視する」

井深にとって仕事が好きであることはまず基本中の基本。

次に不合理が好きであってほしいと言うのだが、これには多くの意味合いが含まれてくるだろう。

たとえば井深は、アメリカのビジネススク-ル的発想を認めない。

初めにビジネスプランありきでは、何物も創造できないと井深は考える。

一見無駄のように思える研究、バカバカしいようなアイデアが創造の命だと、この無駄=不合理を解さない人間は欲しくない、ということだ。

不合理をさらに言い換えれば、≪遊び心≫あるいは≪夢≫。

そして、こうしたものを常に抱き続け、追い続けられる人こそ、真のリ-ダ-になれる人というわけで、これはまた井深自身の姿でもあるのだ。

井深大語録/井深大研究会編)

井深大氏はソニ-の創業者の一人。

1980年代前半のエピソ-ドのようなのですが、井深氏が当時の新素材についてソニ-社内の担当責任者にその可能性について意見を聞いた際、その返答は満足のゆくものではなかったようなのです。

担当者は、現在出来ること、近く出来ることの可能性を話したらしいのですが、井深氏は以下の内容を言ったようです。

「なぜ、そういう考え方をするのか。

そんな数年後ではない。

1990年や、2000年でもなく、2010年、2020年にはどうなっているし、どうなるべきだから、という考えかたをしないといけない」(Wikipediaより)。

井深氏は、子供の頃の純真な創造の種をいつまでも胸に抱き続ける創造家であったようです。

ある意味、これこそ不合理の極みともいえるのではないでしょうか。

これから求められる人材はこの“不合理が好きであること”が一つのキ-ワ-ドになってくるような気がします。

また、この不合理とは“利に頭(こうべ)を垂れない”ということでもあります。

結局、いつの時代も“創造家”であり、“失敗や困難を楽しめる人間”は重宝されます。

学歴や経歴など全く関係ありません。

やるかやらないか、これが大切です。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。