起業は究極の遊び

すべての顧客&社員&取引企業が輝くことの出来る「日本で一番大切にされる会社」「社会にとってかけがえのない会社」「地域にとってカッコいい会社」を創造するためのヒント。 さらには、会社にとって、社会にとってかけがけのないビジネスパ-ソンになるためのヒントのおすそわけ!

「脱常識」の考え方

和田秀樹氏(有限会社緑鐵受験指導ゼミナ-ル代表取締役)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・

創造性を養うには、常識にとらわれずに、脱常識の考え方をすることも重要視されている。

おそらく脱常識の中に、創造性のヒントがある。

たとえば、男女関係で言えば、「男性はかわいい女性を求め、女性はカッコいい男性を求める」という発想が常識とされているが、この発想にとらわれていると、新しいサ‐ビスは生まれてこないだろう。

ホストクラブを経営しようとするとき、ハンサムな人、いわゆるイケメンを集めればうまくいくはずだ、と思っている人が多いだろうが、もしかすると、一流大学出の知的な男性を集めたほうがうまくいく可能性もあるかもしれない。

女性たちがエコノミストのような人たちの講演会にお金を出してでもかなり集まる時代だから、知的会話ができる人を求めている女性もいるはずだ。

若い男性たちの恋愛マニュアルでは、「女性は政治経済の話は嫌いだ。政治経済の話をしてはいけない」などとされているが、この常識も疑わしい。

「ホストはカッコよくないといけない」という常識を疑って考えてみると、いろいろなタイプのサ-ビスのヒントが出てくるのではないだろうか。

「脱常識」は、「常識」を疑ってみることから始まる。

ここでもう一つ重要な点は、脱常識を考えるためには、その前提条件として、「常識」を知っていなければならないということだ。

「常識」を知らない人が「脱常識」を考えることなどできない。

「常識」を知らない人が思いつくことは、「非常識」であって、それでは人々から受け入れられる可能性は低く、新しいビジネスのヒントにはなりにくい。

「非常識」ではなく、「脱常識」を考えるためには、「常識」をあらかじめ身につけておくべきなのだ。

そのためには、いろいろな本を読んだり、情報を収集したりして、知識を豊富にしておく必要がある。

(「疑う力」の習慣術/PHP新書)

常識とは社会一般に通用している見解や考え方のことですが、これもまた時代によって変えていかなければならないものもあるし、また変えてはいけないものもあると思います。

ところでビジネスのヒントを創り出すということにおいて、この「常識を疑う」という切り口は発想力を磨く上で極めて有効な方法でありましょう。

常識というものは日常生活の中にも、またそれぞれの業界にも無数にあります。

この常識を一つ一つ覆していくだけでもビジネスのヒントを誰でも簡単に得ることが出来るように思います。

さらには権威があると言われている人間や団体の言葉も時には疑ってみることも面白いでしょう。

そこにも多くのビジネスのヒントが隠されている・・・。

これからの時代は、知識を蓄積する時代ではありません。

自らの想像性と創造性を開花させていく時代です。

このことは現実社会をちょっと見廻してみればあきらかでしょう。

和田秀樹氏も著書の中で述べていますが、「疑う力」があれば、新しい発見をすることが出来ると同時に、またリスクにも備えることが出来ます。

新しいビジネスのヒントを発見するために、物事の本質を見抜くためにもこの「疑う力」を大いに養っていきたいものです。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。