起業は究極の遊び

すべての顧客&社員&取引企業が輝くことの出来る「日本で一番大切にされる会社」「社会にとってかけがえのない会社」「地域にとってカッコいい会社」を創造するためのヒント。 さらには、会社にとって、社会にとってかけがけのないビジネスパ-ソンになるためのヒントのおすそわけ!

10万キロの法則

水上浩一氏(コンサルタント)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・

自転車の運転で「10万キロ走ればどんな人でもうまくなれる」という話があります。

飛行機でも、何万キロという飛行経験がそのパイロットの信頼を高めます。

この話には2つのポイントがあります。

ひとつはどんなことでも量をこなしていくと誰でも上達する、ということ。

そしてもうひとつは、物事には「絶対量」というものがある、ということです。

90年代後半、ウェブサイトの構築で素晴らしい実績を上げている方がいらっしゃいました。

その方と話をしていたときのことです。

「君もサイトを作っているらしいけど、今までにどのくらいのペ-ジ数を見ているの?」

そう聞かれたので、「そうですね。数百ペ-ジは見ていますね」と得意になって答えました。

するとその方はサラリとこう言いました。

「ぼくは10万ペ-ジは見ているよ」

1000倍です。

このときに「絶対量」というものの存在に気がつきました。

誰もが「それだけやっていればうまくなるよ」と諦め半分、呆れ半分に答える「量」というものがあります。

上手になるためにはそれだけの量をこなしさえすればいいのです。

自分の得意分野における、いろいろな人に会ってみることをおすすめします。

(教わる技術/水上浩一)

著書の中にもありますが、あの20世紀を代表するア-ティスト、ピカソも生涯になんと6万点とも8万点ともいわれる作品を遺したとのこと・・・。

また日本でも非常に書が高く評価されている江戸時代の僧侶である良寛さんも物凄い量の練習を積み重ねていたらしいことは様々な書で紹介されています。

時には托鉢の途中でも立ち止まって、空に向かい虚空に書きつけるという「空中文字」ということもやっていたとのことです。

当たり前のことですが、何か成果を上げたいと考えるのであれば最初は淡々と量を積み重ねることに徹するのが最善の策でしょう。

継続的な練習なくして成果など上がるはずもありません。

アメリカの第30代大統領カルビン・ク-リッジの言葉にもあります。

「この世に継続に勝るものはない。才能も、教育も、継続に勝ることはできない。継続と決意こそが絶対的な力なのである」と・・・。

絵でも書でも作曲でも何でも上手になりたいと思うのであればまずは一定量をこなすこと・・・。

特別なことなど必要ありません。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。