起業は究極の遊び

すべての顧客&社員&取引企業が輝くことの出来る「日本で一番大切にされる会社」「社会にとってかけがえのない会社」「地域にとってカッコいい会社」を創造するためのヒント。 さらには、会社にとって、社会にとってかけがけのないビジネスパ-ソンになるためのヒントのおすそわけ!

どうやったらそれを買えるようになるか?

ロバ-ト・キヨサキ氏(実業家)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・

金持ち父さんは「それを買うお金はない」という言葉を口にしてはいけないと教えてくれた。

貧乏父さんがいた私の家では、耳にするのはこの言葉ばかりだった。

金持ち父さんは「それを買うお金はない」と言う代わりに「どうやったらそれを買えるようになるか?」と子供たちに自問させた。

金持ち父さんに言わせるとその理由は、「それを買うお金はない」という言葉が脳の働きを止めてしまうからだ。

そう言ってしまえばそれ以上考えなくてすむ。

一方、「どうやったら・・・?」という問いは脳を働かせる。

しかし、それより重要なのは、金持ち父さんが「それを買うお金はない」という言葉は嘘だと感じていたことだ。

そして、「人間の魂はそのことを知っている」と思っていたのだ。

金持ち父さんはよく「人間の魂というのはひじょうに強いものだ。魂自身は自分が何でもできることを知っている」と言っていた。

だから、怠け心に負けて「それを買うお金はない」と言った瞬間、人間の中で戦いが始まる。

魂は「そんなことはない!」と言って怒り出す。

怠け心は自分のついた嘘をなんとか弁護しなければならない。

こういうことはよくある。

たとえば、魂が「もう貧乏暮らしにはあきあきした。ここから抜け出して金持ちになるぞ」と言うと、怠け心が「金持ちなんてのは欲張りな人間がなるんだ。

それに、金持ちになるなんてたいへんだ。

危険もともなうし、損をするかもしれない。

いまだって一生懸命働いている。

どっちにしろこれ以上なにかやる余裕はない。

今夜やらなくちゃいけないことだけだって手一杯なんだ」と言う。

そのほかにも、「それを買うお金はない」という言葉には人を悲しい気持ちにさせるという悪影響がある。

自分の無力を感じ、その気持ちが失望へと成長したり、落ち込みの原因になることもよくある。

また無感情状態におちいるという場合もある。

(金持ち父さん 貧乏父さん/筑摩書房

著者のロバ-ト・キヨサキ氏は言います。

「『どうやったらそれを買えるようになるか?』と考えることは可能性を開き、わくわくした気持ちや夢を持つことにつながるのに対し、『それを買うお金はない!』と決めつけてしまうことは、そういった感情を殺してしまうことになる」と・・・。

何か欲しいものが見つかった時、何かやりたいことが見つかった時、瞬間的に「それは出来ない!」「それは無理だ!」と自分の可能性にフタをしてしまう人・・・、これは出来ない理由を考える達人です。

それでも一方で私たちは、この瞬間から出来る理由を考える名人になることも出来るわけです。

単なる選択の問題・・・。

自分の中からフツフツと沸き起こってくる欲求はすべて実現可能なこと・・・。

この欲求に素直に従っていればいいものを、ちっぽけな自我がいつもこの純粋な欲求を消してしまい、やがて不平不満愚痴泣言の人生を生きるようになるわけです。

あれが欲しい、こうなりたいという欲求が沸き起こってきた時、「それを買うお金はない」から「どうやったらそれを買えるようになるか?」と考えることの出来る自分へ、さらには、「出来ない理由を考える自分」から「出来る理由を考える自分」へ・・・、そういった自分を常に選択していきたいものです。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。