嫌なことを解消してあげることがアイデアの原点
書籍「書くだけで人生が変わる嫌なことノ-ト」に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・
「嫌なこと」を活用すると、仕事のアイデアが湧き出てきます。
まずは、実際に「嫌なこと」に注目して、成功したビジネス事例を紹介しましょう。
- 100万円で全国的にクレ-ム(嫌なこと)を募集しサ-ビス改善に成功した「ユニクロ」。
- クレ-ム(嫌なこと)を言ってくれたお客様は300円割引を原点に全国チェ-ンまで成長した焼肉の「牛角」。
- 「スキ-場の昼飯はまずい」という「お客様の嫌なこと」をヒントからスキ-場を再生した「星野リゾ-ト」
- 「借りに行くのも、返しに行くのも面倒くさいなあ」という「嫌なこと」を解決してくれるTSUTAYAの宅配レンタル。
これはほんの一例ですが、「嫌なこと」にヒントを得ることで、このようなアイデアやビジネスを、どんどん生み出すことができるのです。
「面白いアイデアを出しなさい」「画期的なアイデアを出しなさい」と言われても、どこから考えていいのか難しいですよね。
そんなときにヒントになるのが、嫌なことです。
「電動歯ブラシをオフィスで使えない」
「魚を焼いた後の掃除は手がかかるなあ」
「ポテトチップスを食べた手でキ-ボ-ドに触れたら油っぽくなった」
日常、誰もが遭遇しそうな「嫌なこと」ばかりです。
こんな当たり前の「嫌なこと」がベ-スになって、ヒット商品が生まれているのです。
(書くだけで人生が変わる嫌なことノ-ト/アスコム/嫌なこと普及委員会)
著書の中に次のような記述があります。
『仕事が出来ない人は「嫌なこと」に対してストレスを感じる。
仕事が出来る人は「嫌なこと」に対して嫌なことはしないと思う。
さらに、仕事がすごく出来る人は「嫌なこと」に対してアイデアのヒントとして工夫を加える』と・・・。
ここでも「嫌なこと」をどのように捉えるかですよね。
「嫌なこと」を否定的に捉えることを選択すれば心地悪いものとなり、逆に肯定的に捉えることを選択すれば宝物になる。
どちらを選択するのも自分の自由・・・。
ところで、自分にとって「嫌なこと」というものは注意をして見てみると半径3メ-トル以内に数多く存在していることに気がつきます。
そんな宝物である「嫌なこと」を蓄えることを日課にしていくと、とてつもなく面白い人生が拓けてくるような気がします。
ちなみに先程の「電動歯ブラシをオフィスで使えない」という「嫌なこと」を解決した商品がポケットドルツ。
従来の電動歯ブラシの「かさばる、音がうるさい、重い」といった「嫌なこと」を巧にアイデア商品へと昇華させたのですね。
これは化粧ポ-チに入ることから女性に大人気となり、発売5ヶ月で100万台を超える大ヒット商品になったそうです。
本当にアイデアというものはそこらじゅうに幾らでも転がっているのですよね。
そして、誰でも豊かになる機会を与えられているのですよね。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。