行動を伴わない決意は、期待してくれている人に対する裏切り
アンディ・アンドル-ズ氏(作家)に学ぶ仕事を輝かせるためのヒント・・・
「君が完全に心を入れ替えるには、この質問に対する答えを理解しておく必要があるんだ。準備はいいかな?」
「はい」ヘンリ-は用心深く答えた。
「5羽のカモメが防波堤にとまっている。そのうちの一羽が飛び立つことを決意した。残っているのは何羽だい?」
「4羽です」
「そうじゃない。5羽だよ。飛び立とうと決意することと、実際に飛び立つことはまったく別物だからね」
ジョ-ンズは説明した。
「いいかい?誤解されがちだが、決意そのものには何の力もないよ。
そのカモメは飛び立つことを決意したが、翼を広げて空を舞うまでは防波堤にとまったままだ。
残りのカモメとどこも違わない。
人間だって同じだよ。
何かしようと決意した人と、そんなこと考えてもいない人とでは何の違いもないんだ。
ところが人は、他人のことは行動で判断するのに、自分のことは決意で判断することがよくある。
しかし、行動を伴わない決意は、期待してくれている人に対する裏切りでしかない。
たとえば、『花を贈ろうと決めていたのに、実際には贈らなかった』
『期日どおりに仕事を終えるつもりだったけれど、間に合わなかった』
『誕生日にお祝いに行こうと思っていたが、結局行かなかった』という具合にね」
(希望をはこぶ人/ダイヤモンド社)
「思考は現実化する」・・・、ここでいう思考とは言葉であり行動・・・。
行動とは思考であり、言葉である・・・。
現実を変えたいのであれば、思っているだけではダメですし、言葉を発するだけでもダメ・・・、行動しなければなりません。
思考と言葉と行動はセット・・・。
思考が変われば言葉が変わり行動が変わるという言葉がありますが、そうではなく、思考、言葉、行動は同時に変える必要がある・・・。
思考を変えるということは行動を変えるということ・・・。
「どうしたら行動出来るか」と悩んでいる人がいます。
しかし、どうしたら行動出来るかという問いには「自分は今行動力がない」、さらには「行動力がない人間は使えない人間である」という思考が、または信念があります。
これではいつまでたっても行動力のある自分を体験することは出来ないでしょう。
行動力のある自分になりたいのであれば行動力ある自分を選択しなければなりません。
私たちは行動力のある自分も行動力のない自分も体験することが出来ます。
しかし、ここで注意しておきたいことは行動力のある自分も行動力のない自分も貴重な体験であり、同じ価値あるものだということです。
故に私たちは自分にとって心地好い思考を、存在を選択していけばいいだけ・・・。
今、行動力のない自分で悩んでいるのなら、「今までは行動力のない自分を選択し、十分体験させていただきました。しかし、これからは行動力のある自分を選択し、新たな体験をしていきたいと思います」と宣言すればいい・・・。
そして行動力のある自分なら一日をどのように過ごすかをイメ-ジし、小さなことから、また出来ることから始めていけばいい・・・。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。