「そのうちやる」ではなく、「今やっている」と言う
アラン(哲学者)に学ぶ仕事を輝かせるためのヒント・・・
不安はきまって今存在するもの、計画はきまって未来に存在するものである。
そこから、怠け者の例の決まり文句「そのうちやる」が出てくるのだ。
そうではなく、「今やっている」と言うべきだ。
なぜなら、未来はまさに行動の中にあるのだから。
予期できないのが未来であり、今やっている仕事もまたそうである。
ある仕事を通じて見えてくる未来は想像どおりであることは決してなく、かならずもっとよいものだからである。
ところがだれもそうは思わない。
それで、夢見る人たちは言いつづけてばかりいるのだ。
人がやった仕事よりも自分の構想のほうがずっとすばらしいのだと。
(アランの幸福論/ディスカヴ-)
私たちは何かやろうと思い立っても、夕方になってくると明日からやろう、週末になってくると来週からやろう、月末になってくると来月からやろう、年末近くになってくると来年からやろうと、ついつい先延ばしにしてしまう傾向があります。
何かをやろうと思ったのなら、まずは「やる」と決断しなければなりません。
この「やる」という決断は、そのやりたいことを心の中で唱えたり、声に出して言うだけではなく、行動することも含まれます。
決断というのはそのことを想い、言葉にし、実際に行動することです。
この3つがセットになってこそ、現実が変わり始めます。
例えば、今あなたがビジネスの世界で1000万円プレイヤ-になりたいと思っているのであれば、まずは自分が1000万円プレイヤ-であったら、どのような思考をし、言葉を発するか、そして行動するかを想像し、日々、その通りに生きていくことです。
毎日毎日1000万円プレイヤ-を意識し、今出来ることを実行に移していくと、様々なアイデアが向こうからやってきます。
1000万円プレイヤ-になることは実はとても簡単なことです。
「見たから信じたのではない。信じたから見えるようになったのだ」という言葉があります。
同様に1000万円プレイヤ-になるためには最初はヒトモノカネなど全く必要ありません。
自分が「1000万円プレイヤ-になる」と選択決断したからこそ、ヒトモノカネが手に入るようになっているわけです。
これはとても素晴らしいことではないでしょうか。
今まで「やりたいこと」「こんな人間になりたい」を先延ばしにしてきた人は、今月を「先延ばしにしてきたことを今すぐ実行する」強化月間としてみてはいかがでしょう。
きっと新たな世界が見えてくること・・・、間違いなしです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。