起業は究極の遊び

すべての顧客&社員&取引企業が輝くことの出来る「日本で一番大切にされる会社」「社会にとってかけがえのない会社」「地域にとってカッコいい会社」を創造するためのヒント。 さらには、会社にとって、社会にとってかけがけのないビジネスパ-ソンになるためのヒントのおすそわけ!

「人生、60歳まではリハ-サル」

NORAさん(世界的な人気を誇るサルサバンド「オルケスタ・デ・ラ・ルス」のメインヴォ-ル)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・

ラテンのメンタリティ-は必ずしもすべての日本人に合うとは思わないが、「人生、60歳まではリハ-サル」という言葉は、日本人にこそ向いているものだと思う。

日本は長寿大国。

おそらく人間の真価が問われるのは60歳くらいからだ。

それまでにたくさんの経験をして、60歳からがまいた種を花咲かせる時期。

20歳から50歳までの、ほとんどの人が人生で一番いろいろな出来事がある30年と、50歳から80歳までの30年間は同じだけある。

無意識のうちにそこに気付かないようにしているのは、人生の後半は落ちていくだけというネガティブなイメ-ジに操られているせいだと思う。

もっとワクワクしていい。

それは意識ひとつできっと変わる。

必死に子育てしてきた人も、子どもが成長して、若いときにはできなかったことをやれるのが本番の60歳から。

親からもらった「生まれつき」なものや環境から卒業して、自分の力で自分を見つける時期でもある。

今の若い世代は、早いうちに成功しなくちゃ意味がないという考え方に支配されている気がする。

それが無意識のうちに自分を苦しめているんじゃないかと、すごく思う。

でも実際は、50歳で成功しなくても、まだまだ先がある。

(人生、60歳まではリハ-サル/主婦の友社

ある本によると、アメリカでは35歳頃の幸福度がもっとも低く、高齢になるほど上昇していくとか・・・。

これは、35歳頃になると自分の人生がある程度定まり、若い頃の野心をあきらめざるを得なくなりますが、人生の後半にはその事実を受け入れ、充実した人生を送ろうと努力するためだと言われています。

ところが面白いことに、日本の場合はほとんど真逆で、なんと一番幸せなのは10代の頃で、年齢を重ねるほど幸福度が下がっていく・・・。

これはまさに「早いうちに成功しなくちゃ意味がない」という考え方に支配されている証拠でしょう。

しかし、私たちは様々な考え方を選択する自由が与えられています。

「早いうちに成功しなくちゃ意味がない」という考え方をこれからも大切に選択していっても良いわけですが、「自分は齢を重ねる程に成功する」「齢を重ねる程、挑戦することに価値がある」という考え方を意識的に取り入れてみても良いわけです。

そうすると、「早いうちに成功しなくちゃ意味がない」なんていうのは全く馬鹿げた考え方であったと気づくことでしょう。

「人生、60歳まではリハ-サル」・・・、高齢になればなる程、ますます幸福になる・・・、そんな自分こそ創り上げてまいりましょう。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。