起業は究極の遊び

すべての顧客&社員&取引企業が輝くことの出来る「日本で一番大切にされる会社」「社会にとってかけがえのない会社」「地域にとってカッコいい会社」を創造するためのヒント。 さらには、会社にとって、社会にとってかけがけのないビジネスパ-ソンになるためのヒントのおすそわけ!

冷静でさえあれば、視野は広くなる

島田紳助氏に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・

経験からいっても、儲けようとして何かをするとたいてい失敗する。

ビジネスも儲けることを目的にしたら、上手くいかないのだ。

目先の儲けばかりが気になって、視野が狭くなるからだ。

目が狂う、判断が鈍る。

勝つと思うな、思わば負けよ。

最近のオリンピック選手は試合前のインタビュ-に答えて「勝つよりもまず、自分が楽しんできます」と言う。

根性が足りないとか、日の丸を背負う自覚がないとか批判する人もいるけれど、僕は違うと思う。

選手たちは勝つために、そう言っているのだ。

オリンピックに出場するようなトップアスリ-トは、そもそも闘争心の塊なのだ。

勝とうとする気持ちが強くなりすぎると、心が固くなって視野が狭くなる。

そうなることを防ぐために、自分でマインドコントロ-ルをしているのだと思う。

楽しむ気持ちになれば、精神が柔軟になって視野も広がる。

人間は心から楽しんでいるときに、いちばん集中するし、創造力も発揮しやすいものだ。

ビジネスだって勝たなきゃいけない。

ビジネスに勝つためにも、自分の楽しみのために、仲間の幸せのためにビジネスをするのだ。

さらにいえば、ちょっとでも世のため人のためになればいいと考えながらビジネスができたらもっといい。

そうすれば視野が広くなる。

ビジネスの落とし穴にはまる危険も回避できる。

発想が自由になるから、自分の商売の欠点も見えやすいし、新しいアイデアも湧いてくる。

そして世のため人のためになるということは、世の人から支持されるということだから、お客さんにたくさん来てもらうためにも、それは大切な心がけなのだ。

人間には欲がある。

欲があるから働く気も起きるわけで、欲そのものを否定するわけではない。

しかし、欲というのは動物的な本能に近いから、どうしても目の前のものに焦点を合わせてしまう。

遠くが見えない。

欲に負ければ、他人のモノを手に入れる方法としていちばん手っ取り早い、奪うという方法にどんどん近くなってしまう。

それじゃ、商売にはならない。

商売は交換なのだ。

お金というお客さんのモノと、料理やサ-ビスという店のモノの交換を、いかにしてお客さんにとっても店にとっても満足のいくものにするか。

そこに知恵を絞らなきゃいけない。

欲に負けて儲けばかり考えていたら、間違いなく失敗するのだ。

(ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する/幻冬舎

人間はより多くのお金が欲しいと思いますし、ビジネスをやっている人であればより多くの売上が欲しいと思うのは当然です。

しかし、本当に“お金”が欲しいのでしょうか?

本当に“売上”が欲しいのでしょうか?

私たちはお金そのものというよりも、無一文になっても、どんな時代になっても、より多くの現金を創り出す能力が欲しいのではないでしょうか?

また、ビジネスにおいても売上ももちろんですが、より多くの人に喜んでもらうための無限の想像力が欲しいのではないでしょうか?

お金を得る、または売上を挙げることは結果であり、原因にこそ力を注がなければなりません。

それが脳を“快”の状態に持っていくということ・・・。

この状態の時こそ潜んでいた能力が、また、想像力がフルに発揮され、アイデアが出てくるようになります。

そのための一つの方法が“楽しむ”と決めること。

“楽しむための技術”こそ養わなければならない・・・。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。