自分のお客さんは誰?
永松茂久氏(陽なた家ファミリ-代表)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・
一人さんは言った。
「ちょっと商売がうまくいくと、さらに大きくしようとして、右にならえで経営学ばかりやったり、成功者と会いたがったりに夢中になっちゃう人って多いんだけど、そうして一番大切なスタッフやお客さんのことを忘れちゃうんだよ」
はい、それは僕です。
心の中でそう叫びまくっていた。
「考えなくちゃいけないのは、どうしたらもっと目の前のお客さんに喜んでもらえるかってこと。
それだけ考えていればいいんだよ。
だって、お客さんがもっと喜んだら、もっともっと来てくれるんだよ。
勝手にどんどん増える。
ただそれだけのことなんだよ。
だから経営者ってのはスタッフたちが満足して働いてくれて、お客さんがもっと喜んでくれることだけに集中すればいいの」
「そう思えば、シンプルですね」
「そう、シンプルなんだよ。
みんな、そういう商人の発想で生きたら、シンプルに生きられるよ。
だって、学校の先生にとっちゃ、生徒が何より大切なお客さんだよな。
その子たちが本当に喜ぶにはどうしたらいいかを考えればいい。
政治家にとっちゃ、税金を払ってくれる国民だよ。
それをどう幸せにしたらいいか、そこだけに集中すればいい。
じゃあ、サラリ-マンにとってお客さんは誰ですかって、それこそ給料をくれる社長だよ。
その社長を本気で喜ばそうとすれば、おのずと仕事はうまくいくんだ。
家庭の主婦にとっちゃ、お金を運んできてくれるダンナじゃないの?
こう考えれば、世の中ってすごくシンプル。
何をしたらいいか、すぐわかるんだよ。
みんな自分のお客さんは誰かが見えなくなっているんだな」
(斎藤一人の道は開ける/PHP文庫)
私たちは商売というものを難しいものにしてはいないでしょうか。
本来、商売というのはいたってシンプル・・・。
商売というのは人が現在抱えている問題を解決して差し上げる、またはこんなのあったらいいなというものを形にして提供して差し上げる・・・ということです。
商行為というのはとても素晴らしい行為であり、商人というのはまさに喜ばれる存在・・・。
これは誰でも出来ることです。
そして、人が現在抱えている問題を解決して差し上げる、またはこんなのあったらいいなというものを形にして提供して差し上げるのですから、売れないはずありません、儲からないはずありません。
今具体的にはまだ何も決まっていないんだけど何か商売を始めようと思っている人は、まず目の前の夫や妻に喜んでもらえるものを色々と作ってみると面白いかもしれません。
そして、改良に改良を重ねていく・・・。
自分に出来ないことは誰かに頼む・・・。
これで誰もが商人になることが出来ます。
でも事業が軌道に乗ってきたら気をつけなければならないことがあります。
それは規模拡大に走らずに今までお世話になった人・社員・お客様を今まで以上に大切にすること・・・。
売上が急上昇すると以外とこの部分が見えなくなってしまう人が多いように思います。
小難しいマ-ケティングだのセ-ルスなどを学ぶのはほどほどに、目の前の人を如何に喜ばせるかということ・・・、愚直に徹底していきたいと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。