30億の借金を返すために、コンサ-トをバラエティ化
さだまさしさん(シンガ-ソングライタ-)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・
僕はね、“長江”って映画を作って借金をしたのね。
正味30億だからね。
1年1億ずつ返しても30年。
普通に考えて1年で1億返すなんて不可能な訳ですよ。
だから、それを返すにはコンサ-トの回数を増やすしかなかった。
実は僕の借金はお客さんたちが返してくれたようなものなんですよ(笑)。
で、コンサ-トの回数を増やすと、当然人間ののどには限界があるので声が出なくなる。
ファルセットがまったくでない時期があったのね。
本当にひどい声で歌っていた時期が、正直言うとありました。
それでも、お客さんに来続けてもらうためには、歌以外の魅力を磨くことが必要になったんですよ。
リピ-トしてコンサ-トに来てもらうためには、僕の場合はバラエティ化が合っていた。
ただ、歌を聴いてさよならじゃないよ、バラエティなんですよ、小噺もあるよ、小芝居もあるよって内容ですよね。
ガサガサの声で歌が聴きづらかったとしても、歌以外の部分で喜んでくれて泣いてくれて納得してくれて、また来てくれればいいのかなとね。
(ORICON STYLE)
コンサ-ト回数4100回、日本一を誇るシンガ-ソングライタ-のさだまさしさん。
30億の借金を30年かけて完済したことはご存知の方も多いと思います。
巨額の借金を背負う・・・、あまり体験したくはないことですが、さださんはこの借金を背負うはめになったからこそ、「やけくその起爆剤」で何でもやるようになった・・・。
歌だけではなく、小説も書くようになった・・・。
また、「借金していなければ、もっとギタ-も歌も下手だった。借金に救われた」ともあるインタビュ-で答えています。
この現象を客観的に見てみますと、借金を背負うはめになったからこそ、本業(歌手)の技術が磨かれた。
新たな能力(小説家)のスイッチがオンになった。
そして、前人未踏の記録(コンサ-ト回数日本一)を打ち立てることが出来るようになった。
そのことによって、多くの人が応援してくれるようになり、同時にまた多くの人に勇気を与えることが出来るようになった・・・。
このような事実を見ていく時、借金という一般的には忌み嫌う現象というものは実は贈り物であったことに気がつきます。
今、多額の借金を背負うはめになっている人は、もしかしたら物凄い贈り物が後に控えているのかもしれません。
様々な問題や困難は形を変えた贈り物・・・。
困難を楽しむ心、大いに養っていきたいものです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。