「1+5=□」&「□+□=6」
辻裕美子氏(心理セラピスト)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・
おもしろい話を聞きました。
日本とイギリスでは、小学生への算数の教え方が異なるというのです。
たとえば足し算の出題をするとき、日本では「1+5=□」という具合に書いて、答えを□のなかに書かせます。
答えは6ですね。
この一つしかありません。
しかし、イギリスでは「□+□=6」と書いて、□のなかに、答えを書かせるのだそうです。
答えはいく通りもあります。
結論に達する方法は一つではない、ということです。
算数の習得だけではない、ものごとの解決策への大いなる示唆を含んでいる教え方だと思いませんか。
6に達する道はいくつもあります。
山に登るのに道は一つでないのと同じ。
登り方もいろいろあります。
道がなくても、ケ-ブルカ-やヘリコプタ-という手もあります。
頭を柔軟にして、解決策をたくさん考えてみましょう。
(悩まない技術/主婦の友社)
どちらの教え方がいい悪いということではなく、確かに「1+5=□」よりも「□+□=6」の教え方の方が発想が豊かになるように思います。
「答えは一つである」という認識を強めていくのか、「答えは複数ある」という認識を強めていくのか・・・。
後々の問題解決能力にも大きな差が出てくることでしょう。
「答えは一つである」という意識が強くなり過ぎると「正しい答え」を追い求めるようになってしまうため、行動が制限されてしまい、様々なことに挑戦するのが難しくなってしまいます。
現実の人生においては正しい答えというものはありません。
一方で「答えは複数ある」という意識は問題解決は無限にあるとの認識を強めていきますから行動的になり現実をいかようにも創造していくことが出来ます。
学生時代の教育方法によってこうも差が出てくるのは驚きですが、「問題解決は無限にある」ということは明らかな事実・・・。
そうすれば諦めることなどなくなりますし、人生をより一層楽しめることが出来るようになります。
役に立たなくなった思考はどんどん手放し、新たに使える思考を選択していきましょう。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。