起業は究極の遊び

すべての顧客&社員&取引企業が輝くことの出来る「日本で一番大切にされる会社」「社会にとってかけがえのない会社」「地域にとってカッコいい会社」を創造するためのヒント。 さらには、会社にとって、社会にとってかけがけのないビジネスパ-ソンになるためのヒントのおすそわけ!

相手の「弱点」を「長所」としてホメろ!

内藤誼人氏(有限会社アンギルド代表取締役)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・

私たちは、自分のダメな点、コンプレックスを感じているところは、薄々と気がついているものです。

そういうコンプレックスは、あなたが強引に理屈をくっつけて、プラスへ転じてあげればいい。

これを「フレ-ミング」と呼びます。

たとえば、仕事はできないくせに、テレビのクイズ番組やら、雑学本などを読むのが好きで、余計な知識ばかり持っている人がいます。

こんな人には、「○○くんは、博学だね」とホメてあげたり、「これからの情報化社会では、知識があるヤツが、ますます有利なんだ」とホメてあげるのがいいでしょう。

そうやってフレ-ミングしてあげると、自分が無駄な知識ばかり持っているのではないのだな、と自らを慰めることができますから。

反対に、無愛想で、いつでもモジモジしていて、挨拶すらできない人に対しては、「寡黙な人は、だれからも信頼されるんだよ」という話を聞かせてあげましょう。

「寡黙なことは、弱点じゃないんだよ、別に直さなくてもいいんだよ」というアピ-ルをすることで、彼のコンプレックスは大いに癒されるに違いありません。

仕事をそっちのけで、遊んでいるばかりいる人には、「ユニ-クなアイデアを得ようとしている」とか「将来的に、小説家になるためのコヤシを得ている」とでも言ってあげましょう。

本人は、そういう目的で遊んでいるわけではないでしょうが、他人からそう言ってもらえると、「なるほど、そうなのかもしれないな」と自分を納得させることができます。

相手が自分の弱点だと思っていることは、フレ-ムを変えて見せてあげるように仕向けましょう。

そうすれば。あなたは間違いなく好かれるはずです。

(すごい!ホメ方/廣済堂文庫)

相手を褒める際に、良い所を探し出して褒めてあげる人は多いと思いますが、相手の欠点を長所に変換して褒めてあげる人、もしくは相手が不得意(短所)だと思っているであろうことを、実はそれが輝かしい未来に繋がっているのだということに気づかせてあげることの出来る人は非常に少ないように思います。

これが出来る人は人間関係の達人と言ってもよいでしょう。

一般的には短気な性格や内気な性格、怠惰な性格というのは欠点と言われていますが、裏を返せば、短気な性格というのは突破力があるということですし、内気な性格は思索力があるということ・・・。

また、怠惰な性格というのは忍耐力があるともいえるわけです。

もし、日々の会話の中で、相手が「自分はこれこれ短気を何とかしたいんだよね」などと言ってきたら、すかさず「それって突破力に優れているってことだよね。どんな困難にも負けない人だよ」などと言ってあげたりすると相手の心に新たな火を灯すことが出来るかもしれません。

「相手の長所を褒めるは下、相手の欠点を長所に変換して褒めるは中、相手の輝かしき未来を教え讃えてあげるは上」

褒めるという行為・・・、これも奥が深いですね。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。