販売行為はエンタ-テイメントそのもの
ロビン・レント氏&ジュヌヴィエ-ヴ・トゥ-ル氏(経営コンサルタント)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・
販売することは、劇場で公演するときとあまり変わりません。
いずれの場合にも、リハ-サルと準備が肝心です。
せりふを覚え、舞台をセットし、雰囲気作りを行い、舞台監督のコメントを頭にしっかり刻み付けます。
その目的はひとつ。
お客さまをうっとりとさせること。
よくよく考えてみると、劇で演じるよりも販売することのほうがはるかに困難だといえるでしょう。
お店の中で、出演者は全員最高のパフォ-マンスをしなければなりません。
次のチャンスは二度と来ないからです。
それに、セ-ルス・アンバサダ-は誰でも、主役を演じると同時に同僚を助ける脇役も務めなくてはなりません。
最後に重要なポイントですが、セ-ルスチ-ムは、新しいお客さま一人ひとりに対して即興で新しい役割を務めなくてはなりません。
そして、何が起きてもショ-は続くことをけっして忘れてはならないのです。
(超高級ブランドに学ぶ感動接客/日本経済新聞出版社)
モノを販売するという仕事・・・、一般的に営業という仕事はどちらかというと様々な職種の中でも敬遠される部類に入るかもしれません。
ノルマが厳しい、こちらの都合で強引にモノを売りつける、モノを売るには媚び諂う必要があるというようなネガティブなイメ-ジがあるからでしょう。
しかし、本当はそうではありません。
もちろんこのような人たちも確かに存在はしますが・・・。
営業という仕事は、対象顧客の安全度・快適度・幸福度・裕福度をさらに上げるお手伝いをすることが出来る仕事であり、さらに営業という仕事はモノを販売し、お金を生み出します。
これはまさに身体でいうところの血液を創り出す仕事であり、この営業という仕事があるからこそ、社員の家族を、そして取引先の家族を、さらには国家の福祉をも支えていることを忘れてはなりません。
先程、販売するということは、劇場で公演することとあまり変わらないという一節がありましたが、私もまさにその通りであると思います。
なぜなら、販売という仕事は、販売した時点が終了ではなく、販売後もその対象顧客を一生涯喜ばせ、楽しませ続ける必要があるからです。
エンタ-テイナ-とは、人々を楽しませる方法を身につけている人の意・・・。
セ-ルスパ-ソンもまさにエンタ-テイナ-・・・。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。