御社に決めた理由
酒井大介氏(タクシ-ドライバ-ズフェスタ実行委員長)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・
私は、長年タクシ-を利用していますが、「タクシ-に乗るならこの会社」と決めている会社があります。
実はこのタクシ-会社を利用する以前に、それまでずっと利用していた別のタクシ-会社もあったのですが、ある雨の日に見た光景に心が動かされたのです。
それは、ひとりの運転手さんの「傘をさす姿」でした。
冷たい雨の中、足元がずぶ濡れになりながらも、その運転手さんは傘をさしたまま、直立不動でお客さんを待っていたのです。
サ-ビス業とはいえ、なかなかできないことです。
お客さんがあらわれると、今度は、自分の足元はびしょびしょになりながらも、お客さんに雨がかからないよう丁寧に接していました。
会社から一歩出れば目が届かないタクシ-なのに、目の届かないところでも、地動に愚直に丁寧に接してくださる運転手さんがいるこのタクシ-会社を、私は一遍に大好きになってしまいました。
社名を確認するや、その足ですぐ私はこのタクシ-会社にチケット契約を申し込みに行きました。
(一期一会のサ-ビス/総合法令)
誰も見ていない所でも如何に丁寧に生きるか・・・、このことの大切さを想い出させてくれます。
人は誰かに見られている時には一生懸命に取り組むものですが、誰もいない所、見られていない所では往々にして手を抜いてしまうものです。
これは自分の一生をどのようにデザインしていくのか、自分は何のためにこの仕事をしているのか、ということが明確になっていないからかもしれません。
この部分が明確になればなるほど、人の見ていない時こそ、また、一人でいる時こそ、大切に生きようと心がけるようになるものです。
この誰も見ていない時間、一人の時間の充実こそが大きな業績を生み出す礎になるのですから・・・。
さらには仕事に直接係わり合いのない人でも如何に大切に接するか・・・、飲食店に入った時でもこちらは客なんだからという態度ではなく、最高のお客になろうしているか・・・。
このようなことを大切にしている人は商売の神様から好かれる人・・・。
誰も見ていない時、一人でいる時・・・、そのような時こそ、人は見ていないかもしれませんが、天からはしっかりと見られている・・・。
瞬間瞬間、気を引き締めていきたいものです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。