5分で1件のアイデアを見つける方法
ひすいこうたろう氏(天才コピ-ライタ-)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・
大学時代の孫正義さんは、あることに悩んでいました。
大学で勉強もしっかりしたいけど、お金も稼ぎたい。
しかし、アルバイトをすれば、今度は勉強がおろそかになる。
さあ、両立は可能なのか?
可能だって思えば、必ずその方法は見つかります。
そこで、孫さんが挑戦したのが「発明」です。
発明が実用化されれば1ヶ月に100万円以上の収入はあるだろうと考えたのです。
そこで、孫さんは最初に何をしたのかというと、なんと、アイデアが自由自在に思い浮かぶ方法から考えたのです。
そして、5分で1件のアイデアを見つけられる方法を「発明」します。
そこから生まれたアイデアが実用化されたのが、「音声付き電子翻訳機」。
これで、特許料1億数千万円のお金を手にして、このお金がソフトバンクを立ち上げるための資金となりました。
常識の枠をアッサリ飛び出して、アイデアを自由自在に生みだす方法とは、なにか?
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせである」ということ。
本+パソコン=電子書籍
携帯電話+パソコン=スマ-トフォン
既存の要素を組み合わせて、いままでになかったものをつくるのです。
孫さんがやっていた手法はこうです。
ステップ1:既存にあるものを3つあげる。
ステップ2:それぞれの要素を分解しながら組み合わせて、いままでにないものを作る。
具体的には、単語が書かれた数百のカ-ドから3つのカ-ドを引いてアイデアに結びつけるというもの。
孫さんはこの方法で、「一日一発明」を日課にし、なんと1年で250ものアイデアを生みだしています。
孫さんが発明した「音声付き電子翻訳機」とは、キ-ボ-ドで日本語を入力すると、その日本語の英訳文が音声として出力されるというもの。
当時は考えもしないような画期的な発明だったのですが、種を明かせば、「電卓」+「辞書」+「スピ-チシンセサイザ-」=「音声付き電子翻訳機」。
この3つの組み合わせで生まれたのです。
(常識を疑うことから始めよう/サンクチュアリ出版)
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせである」例はまだ他にもあります。
「鉛筆」+「消しゴム」=「消しゴムつき鉛筆」
「鉛筆」+「消しゴム」=「消しゴムつき鉛筆」
「アラ-ム」+「時計」=「目覚まし時計」
「潮の満ち引き」+「りんごが落ちる現象」=「重力の発見」(アイデアのヒントより)
先程の孫さんのように既存のものを2つ組み合わせて考えてみたり、または3つ組み合わせて考えてみることは誰にでも出来ることです。
本当にこれらを日課にすることが出来たら誰でも予期せぬアイデアを見つけることが出来るでしょう。
ちなみに孫さんは「音声付き電子翻訳機」というアイデアを得ましたが、エンジニアではないので創ることが出来ません。
そこでどうしたか?
「自分で創ることが出来ないのなら、その分野の第一人者に創ってもらえばいい」と、大学教授を一人ひとり訪ね歩いて協力者を探したそうです。
アイデアを最終的に形にするには自分から打って出ていかなければならない・・・。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。