真剣にやればやるほど、必ず行きづまる
白石豊氏(福島大学人間発達文化学類教授)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・
一般には一生懸命、真剣にやっていれば、必ずうまくいくと言われます。
ところが梶原老師は、そうは言われず、真剣にやればやるほど、必ず行きづまるというのです。
『壁というものはいくらでも突き破れるはずなのに、努力が不足しているから本当の壁のように感じてしまうのだ。
このような状態は、決して“窮した”とはいえない。
徹底してやれば、いくらでもぬけ出すことができる。
これに反して、真剣にやってもなおかつ破れないという壁にぶち当たる。これが禅でいう“窮する”ということであり、「一芸に秀でる者は百芸に通ず」という境地への関門なのである』と・・・。
「万事窮す」という言葉がありますが、本当の勝負はそこから始まるということなのです。
(心を鍛える言葉/生活人新書)
真剣に何かに取り組んでいればいるほど問題や悩みはつきものです。
そんな時、イライラや自己嫌悪、閉塞感もセットでついて来ます。
しかし、それも大きな視点から見れば順調にいっている証拠・・・。
たいていの壁は時には自分で押し方を工夫したりすれば倒すことが出来ます。
ところが、真剣にやってもなおかつ倒すことの出来ない壁は「一芸に秀でる者は百芸に通ず」という境地の関門であるといいます。
このようなことを知っているかいないかで後々の人生に大きな開きが出てくることでしょう。
たいていの人たちは困難や難関を目の前にするとすぐに諦めてしまいます。
しかし、困難や難関のすぐ後ろにはとてつもない大きなプレゼントが隠されているということを事前に知っていることが出来れば、すぐに諦めるどころか、嬉々としてその困難や難関に向かっていくことでしょう。
順調にいっているからこそ、問題や悩みが出て来るし、行きづまる・・・。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。