8年後に夢を実現する
萩本欽一氏(コメディアン)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・
欽ちゃんは、一緒に「夢列車」に乗って行く30人くらいの役者や所員に、こう言っている。
「8年後の未来って、遠く感じられるかもしれないけれど、実はみんなのすぐ足許にあるんだよ。
スタ-トしたばかりの今こそが、大成功物語のいちばん面白いときなんだ。
だから、う-んと疲れたり、う-んと損したり、うぅ~んとバカバカしい失敗を重ねなさい。
そんな苦労が積み重なって、たくさん積み重なったその分だけ、ちゃんと返って来る。
そういうのを、“夢”っていうんだよ」ってね。
そんなスピ-ド感のある夢を実現するために、まず「水道電気節約月間」というのを作って、みんなに実行してもらった。
飲み水はギリギリまで我慢してトイレの水は流さない。
男はまだいいけど、女の子なんか、仕方がないから段ボ-ル持って外の草むらまで歩いて行ってね。
ホントだよ。
電気もいっさい点けないで、夜になると真っ暗闇の楽屋のなかでお化粧する。
「ロ-ソクぐらい、点けてもいいんじゃないでしょうか、大将?」なんて聞いてくる子もいるけど、即、却下。
ロ-ソクだって、勿体無いからね。
電気消して、暗闇のなかでも化粧ができるような訓練をする。
そこまでやらなくてもって言われるけど、いや、そこまでやらなければモノにはならない。
そういう体験を、日記に書いてくださいってね、みんなに言ってる。
こういう辛さが、成功物語のいちばん面白いところなんだ。
一人ひとりがその主役なんだから、せっかくもらった主役を、自分でふいにするわけにはいかないだろ?
「トイレの水が出なくて困った」「電気がないから困ったな」って、困ったときに、困ったばかり言う人には、「運」はやって来ない。
運っていうのは、困ったときに、これはチャンスかもしれないって思う人に付いてくるんだよね。
(欽ちゃんのダメをやって運をつかもう!!/DHC)
欽ちゃんは言います。
『人間って、いつも困るように出来てるんだよ。
それで、ほとんどの人は、その「困った」から逃げちゃう。
そうではない一握りの人に、運や成功は微笑みかけるんだね。
成功した人には、楽というものがない。
楽をして成功しましたなんて話は一度も聞いたことがないから。
成功するには辛いことや我慢が不可欠だってことは、はっきりしてるんだからさ」と・・・。
私たちは忘れています。
自分にとって恐いことの裏側にこそ、困難の裏側にこそ、難関の裏側にこそ、失敗の裏側にこそ、新たな人脈、新たな金脈、新たな能力、新たな技術、そして名声、称賛が隠されているということを・・・。
また、困難や難関な状況を与えられたということは、これから飛躍的な成功が与えられるという合図であり徴であるということを・・・。
このように考えていくと、困難や難関な状況、追い込まれた時などに逃げてしまうのはあまりにももったいない・・・。
切羽詰まった時、どうにもならない時こそ、大チャンス!
困難な道、難関な道、辛苦の道、損な道こそ幸運と栄光、金運が隠されている・・・。
これからも大いに欲張って生きて参りましょう。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。