起業は究極の遊び

すべての顧客&社員&取引企業が輝くことの出来る「日本で一番大切にされる会社」「社会にとってかけがえのない会社」「地域にとってカッコいい会社」を創造するためのヒント。 さらには、会社にとって、社会にとってかけがけのないビジネスパ-ソンになるためのヒントのおすそわけ!

止まっている時計は日に2度合う

秋元康氏(作詞家)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・

僕は自由業ですし、小さな一個人ですから、みんなと同じことをしていたら負けてしまいます。

みんなが集まっている野原には、野イチゴはない。

だから、野イチゴがたくさんありそうな未開の場所を探す。

流行にかかわる仕事をしてきて思うのは、今はやっているものは、1年前に植えられていたということです。

例えば今、ヒマワリが高値で取引されているとして、ヒマワリを今から植えたらみんなと同じです。

待っているのは暴落しかない。

必要なのは今、タンポポを植える勇気なんです。

もうひとつ、僕の好きな言葉に「止まっている時計は日に2度合う」があります。

例えば、ずっと前から延々とカスミ草だけを植えている人がいるとします。

自分の姿勢を決して曲げない。

でも、何年かに一度、カスミ草の大ブ-ムが来て、この人は高い評価を受けるんです。

一方、ただ流されて、ヒマワリだ、タンポポだと移ろう人もいる。

こういう人は、永遠に時代から5分遅れで走り続けるわけです。

一度も時間は合わない。

僕が今、就職先を選ぶとすれば、あえて最悪のところを狙うでしょうね。

みんなと逆へ逆へと行く。

それが僕のやり方なんです。

だいたい正解なんて、どこにもないんですよ。

でも、正解だと言い切る人に、人はついていく。

はっきり「こうだ」という思いを持っている人に近づこうとする。

そして、そういう人のところに仕事は集まります。

(プロ論/B-ing編集部)

多くの人たちは“これがやりたい”と思い、行動に移してもなかなかお金がついてこないとそのうち諦めてしまうようです。

すぐに儲からなければやっている意味はないようです。

そしていつのまにか自分のやりたいことではなく、皆がやっていることに手を出し追随するようになります。

今、何が儲かるのか、何が流行っているのか、という視点も大切かもしれませんが、その視点のみで何かを始めようとすると時代の奴隷となり往々にして失敗することでしょう。

もちろんこのような視点が悪いということではありませんが、それ以外にも自分が時代に合わせるのではなく、時代が自分についてくるのを待つという視点も大切でしょう。

それにはとてつもない忍耐が必要になるかもしれませんが、それでも継続してやっていくと自分の心の中に強力な自信を住まわせることになります。

そして必ずや日の目を見ることがあるものです。

“自分の姿勢を決して曲げない”ということ・・・、“自分はこうであると宣言する”こと・・・、これからの時代はこのような姿勢こそ大切にしていったほうが良いように思います。

他人の視線など気にせず、内面の直感こそ、大いに気にして参りましょう。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。