患者さんに来てもらう30通りの方法
ダン・S・ケネディ氏(コンサルタント)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・
私は以前、年商300万ドル規模のクリニックを築いたカイロプラクティック専門医を知っていた。
しかも、ひとつではなく3つである!
S先生は最初のクリニックを立ち上げ、それを売り払うと、別の地域へ移った。
そこで別のクリニックを開き、売却した。
まあ、一度の成功ならまぐれ当たりかもしれないが、3つも成功させたからには、秘策があるに違いないと口コミが広がり、何をやってそんなことを可能にしたのかを知りたい医師たちが殺到するようになった。
要望が大変に多かったため、それぞれ3万ドルずつ払って、S先生が自分のやり方を詳しく説明するセミナ-をするようになったのである。
しかし、S先生の成功の真髄は、実際にはシンプルなものだった。
必ずといっていいほど、どの医師もS先生に同じ質問をぶつけた。
「どうしたら、毎月○○人もの新患が来てくれるでしょうか?」
どうしたら今月30人の新患が来てくれるだろうか?
どうすれば50人の新患が来てくれるか?
その数字は違うにせよ、質問はいつも同じだった。
そして、S先生の答えも同じだった。
「私は、30人の新しい患者さんに来てもらうひとつのやり方は知りませんが、一人の新しい患者さんに来てもらう方法を30通りは知っています。
そして私は、その30通りすべてを実行するのです」
(大金持ちをランチに誘え!/東洋経済新報社)
ダン・S・ケネディ氏は言います。
「自分のビジネスに新しい顧客が必要なのだとしたら、S先生のように、何か一つのことをするのではなく、10通りも20通りものことをすべきである。
解決すべき問題があるのだったら、可能性のある解決策を一つ実行するのではなく、10も20もやってみることだ」と・・・。
一般的には何か問題が勃発した時、浮かぶ解決策は一つや二つぐらいなのではないでしょうか。
そして、たった一つか二つやってみてダメだったら諦めてしまう・・・。
しかしダン氏は、一つや二つではなく10や20は捻り出して、しかもそれを同時進行で実行しろ!と言います。
このようなエピソ-ドに触れる時、私たちは問題解決の可能性を自ら狭めてしまっていることを痛感します。
問題解決の手法は無限にあることは事実です。
今一度しっかり自覚しておきたいものです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。