動きながら準備する
池田貴将氏(アンソニ-・ロビンズ直伝トレ-ナ-)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・
やろう、とひらめく。
そのとき「いまやろう」と腰を上げるか、「そのうちに」といったん忘れるか。
やろうと思ったときに、なにかきっかけとなる行動を起こす。
それができない人は、いつになってもはじめることができない。
むしろ次第に「まだ準備ができていない」という思い込みの方が強くなっていく。
いつの日か、十分な知識、道具、技術、資金、やろうという気力、いけるという予感、やりきれる体力、そのすべてが完璧にそろう時間がくると、信じてしまうのだ。
だがいくら準備をしても、それらが事の成否を決めることはない。
いかに素早く一歩目を踏み出せるか。
いかに多くの問題点に気づけるか。
いかに丁寧に改善できるか。
少しでも成功に近づけるために、できることはその工夫しかない。
よく行動する人は、知識は必要最低限でいいと考える。
なぜなら実際に動く前に、わかることなんてほとんどないと知っているからである。
だからよく失敗する。
だがそれで「順調」だと思っている。
そのように私たちの脳は、自分の行動をうまく正当化するようにつくられている。
小さくても、「一歩を踏み出す」という行為さえ続けていれば、「なぜこれが正しいのか」脳が勝手に理由を集めてくれる。
大切なのは、不安をなくすことではない。
いかに早く、多くの失敗を重ねることができるか。
そして「未来はいくらでも自分の手で生み出すことができる」という自信を、休むことなく生み続けることなのである。
(覚悟の磨き方/サンクチュアリ出版)
私たちは「これだ!」という強烈にやりたいことが見つかっても、いつもそれ以上に言い訳をしてしまいがちです。
「まだ協力者が見つかっていないから・・・」「まだお金が十分でないから・・・」「もっといいアイデアが生まれるかもしれないから」「もっといい方法が見つかるかもしれないから」と・・・。
多くの人は、すべての状況が整ってから、行動しようと考えます。
しかし本当はそうではなく、一歩を踏み出したからこそ、状況が整ってくるようです。
確かに一歩を踏み出そうとすると、恐怖心や羞恥心、不安や怠情が容赦なく襲ってきます。
これらも同様で、恐怖心や羞恥心、不安や怠情がなくなったから、行動出来るようになったのではなく、意を決して行動したからこそ、恐怖心や羞恥心、不安や怠情がなくなっていくようです。
私も日々、心がけていることがあります。
それは“恐いと思うことを今すぐやってみること”、“恥ずかしい思いをたくさんすること”、“より多くの人たちに断られること”です。
徐々にではなく、今すぐ行動する習慣を身につけること・・・、これこそが最高の結果を得るための最大の秘訣だと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。