あたらしい働き方~依存しないためのプラットフォ-ムを作るという挑戦~
本田直之氏(レバリッジコンサルティング株式会社代表取締役社長兼CEO)に学ぶビジネスを輝かせるためのヒント・・・
日本の会社には、細かなル-ルが多すぎる、という声を聞くことがありますが、あたらしい働き方を取り入れようとしている会社の共通項は、ル-ルが驚くほど少ない、ということかもしれません。
その究極の形ともいえる働き方に挑んでいる集団があります。
Livertyです。
「今、200人ほどのメンバ-がいますが、大学生もいればニ-トもいるし、主婦も経営者もいます。
年齢も職業もさまざまな人たちが集まって、平日の夜や土日を使っていろんなビジネスを創ったり、ウェブサ-ビスを作ったりする。
ビジネスを作っていくという実験をしています」(Liverty代表家入一真氏)
彼が作ったのは、組織に依存することなく、お金が稼げるプラットフォ-ムでした。
基本的に出入りは自由。
ゆるいつながりの人間が集まって、意見をぶつけあいながら何かを始める。
定期的な給料は発生しませんが、自分で起こしたものから収益を得ることができる。
何か見つかるかもしれないし、何も見つからないかもしれないけれど、うまくいったら収益を分配しようという組織です。
自分には能力がない、という人もいますが、実はやればできる、という教訓にもなっているといいます。
能力がないなんてありえない。
何をしてでも食べていく方法を考えるべきだ、と家入氏は多くの人に伝えたいのだと私は感じています。
起業ともまた違う、あたらしい働き方のひとつといえますが、実は海外に行くと、こうした働き方をしている人は少なくありません。
ちょっと何かを作ってあげたり、街を案内してあげたりして、お金をもらったりする。
個人の能力を切り売りしていくことを含めて、個人商店ばかりの国もあります。
企業に所属するだけが、働くということではないと知っておくことも重要なことです。
(あたらしい働き方/ダイヤモンド社)
多くの人たちは学校を卒業すると、どこかで働こうとします。
どこかで働くということは、自由を放棄するということであり、また、ある意味、お金の奴隷になるということでもあります。
これはとても不自由な生き方とは言えないでしょうか。
「お金を得る方法は無限にあることを理解しているけれども、今はサラリ-マンを選択する」というのであればよいのですが、「お金を得る方法はどこかで働くことしかない、つまりサラリ-マンになることである」という考え方に縛られている人は、これからもっと不自由な生き方を強いられることになるでしょう。
私たちは今まで、働くということ、お金を得るということにおいて、自分の力を信用するのではなく、会社の力を信じることを優先してきました。
というよりさせられてきたと言った方が適当かもしれません。
自分の中に眠る創造性の扉を解放することを放棄してきたのです。
私たちは本来誰でも、どこかで働かずとも、お金を得ることが出来るようになっているものです。
自分は何も出来ない、能力がないというのは大変な勘違いです。
と同時にいつまでもこのようなことを言っている人はとても傲慢な人です。
これからは、食べていくために、貴重な人生を切り売りして働くという種類の生き方に訣別し、どこかで働かずとも自分の力だけで幸せに豊かに生きていけるということを自らの手で証明してみませんか?
きっと今とは比較にならないほどの素敵な世界が待っていることでしょう。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。